不妊症治療は、長い時間をかけて根気よく取り組まなければなりませんし、時には痛みを伴う事もあります。
相応のコストががかかりますから、経済的に苦しく追い詰められている場合もあるでしょうね。
周囲からは「こどもはまだ?」と問われてイライラし、毎月生理が来れば落ち込む毎日です。
其れだけ頑張っても、いつ妊娠出来るのか分からないのです。

不妊症治療の苦しさや辛さを精神的に支えているのは、7割がパートナーです。
不妊に関係する事はデリケートなので、治療を共有しているパートナーが相談相手となるのは自然な事でしょうね。
不妊症治療を通して、夫婦の絆がより深まったと言うカップルも多いと聞きます。

問題なのは、3割の人がだれにも精神的なケアを受けていないと言う事です。
日常的なストレスも不妊症の原因になり得る事をかんがえると、治療している間は心のケアも平行しておこなう事をおすすめします。

ヨーロッパでは、医師と同じようにカウンセラーにもかかりつけがあるのが一般的です。
日本ではカウンセリングは保険診療がきかず自費になってしまいますが、悩みや愚痴を吐き出せる場所を堅持する事が出来ます。
カウンセラーは話を聴くだけでなく、物事の見方やかんがえ方を変える提案をしてくれますので、自分の新たな面を発見出来る可能性もあります。

体を動かす事で心のケアをする事も出来ます。
ヨガやウォーキング等の軽い有酸素運動は、硬くなった体を解きほぐしてリラックスさせる効果があります。
体のリラックスは心の癒しにもなり、治療のストレスを忘れさせてくれるでしょうね。

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不妊症の治療に併せて行ないたいのが、生活慣習の見直しです。
薬剤等を用いて排卵や受精を促しても、土台となる体そのものが不安定ですと妊娠しにくくなってしまうからです。

比較的重要なのは、食生活でしょうね。
私達の体は食べているものからつくられていて、精子や卵子も例外では御座いません。
意識しておこなう事は、「質のよい食材を」「バランス良く」「3食欠かさず食べる」と言う事です。
これにより代謝機能が高まり、新鮮で元気な精子や卵子を育む事が可能になります。

冷え症の改善も、妊娠しやすい体づくりに有効です。
とくに子宮周辺が冷えていると、卵巣機能が低下して卵子の質が下がりますので、気をつけて冷やさないようにしましょうね。
冷えの原因として、「運動不足」「薄着」「タバコ」「冷える食べ物」「エアコン」等がかんがえられます。
はじめは保温肌着を1枚増やす等、おなか周りを保護する方式を実行する事です。
なお、日々うっすら汗をかく程度に運動していると、体の冷えは解消されてきます。
半身浴やサウナ等を活用するのもいいですよね。

睡眠は、意識される事の少ない生活慣習です。
私達の体は、起きて活動して眠ると言うある程度の生体リズムを保っていますが、これは体内時計があるからだと言われています。
ところが、体内時計は1日25時間のサイクルで動いている為に狂いが生じてしまい、体の不調を引きおこしたりします。
朝起きて日光を浴びたり、決まった時間に食事をしたり眠ったりする事で、体内時計はリセットされ狂いが変更されるのです。
生体リズムを一定に保つ事で月経周期の乱れも正され、不妊症の治療を助けます。

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避妊をせず性行為を行っているのに2年以上妊娠していなければ、不妊症とかんがえられます。
不妊症かどうかを確かめる、あるいは不妊症を治療したいと思えば、治療機関を受診しなくてはなりません。
男性でも女性でも、はじめは産婦人科でなければ婦人科で相談される事になるでしょうが、不妊症治療はとっても微妙な部分もあり、また医師にも専門的な知識が必要です。
では、どのように病院を選べば良いのでしょうか。

不妊症の治療が目的の場合、不妊症専門クリニックを受診するとよいでしょうね。
医師は当然に不妊症について専門的な知識を持っていますし、体験も積んでいますので、検査や治療の流れがスムーズです。
さらに、産婦人科では妊婦さんがいて精神的に辛い事がありますが、不妊症専門だったらその心配もありませんし、逆に同じ不妊症に悩む人たちと交流出来る可能性もあります。
精神的なケアを重視しているクリニックでは、カウンセリングに多くの時間を割いているところもあります。

では、不妊症専門クリニックを探すにはどうすれば良いのでしょうか。
一番よいのは、近所のお母さん友等が妊娠に成功した医院を紹介してもらう事です。
医院の診察時間や医師の対応状況等を事前に聴く事が出来るので安心です。
かかりつけの産婦人科があれば、不妊症専門クリニックへ紹介状を書いてもらう事も出来ます。
土地勘がなければ、ネットで医院情報を検索してみたり、タウン誌等を参考にする方法もあります。

不妊症治療は、医師との信用関係がないと継続がむずかしいものです。
相性のよい医師と出会えるまで、根気よく病院選びをしましょうね。

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